【Python】PDFのページを回転する｜PyPDF4基礎

PyPDF4を使用すると、Pythonを使用してPDFのページを回転することができます。

本記事では、PyPDF4を使用した、PDFのページを回転する方法について、詳しくご説明します。

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PyPDF4とは

PyPDF4は、Pythonを使用してPDFを操作するための外部ライブラリの１つです。

PDF操作用ライブラリは他にも、PDFMinerやReportLabなどいくつか存在します。

それぞれのライブラリの用途は、以下の通りです。

本記事では、PyPDF4によるPDFのページを回転する方法をご紹介します。

PyPDF4のインストール

「PyPDF4」は、以下コマンドを入力することで、インストールすることができます。

コマンドの入力は、コマンドプロンプトあるいはターミナルから行います。

pip install PyPDF4

動作確認として、試しに以下を入力します。

from PyPDF4 import PdfFileReader

上記を入力してもエラーが発生しなければ、正常にインストールされています。

PDFのページを回転する

PyPDF4の「PdfFileWriter」クラスのrotateClockwise()をメソッド使用すると、PDFのページを回転することができます。

上記メソッドを使用して、PDFのページ回転方法をご紹介します。

全ページの回転

以下PDFについて、全ページを時計回りに90°回転してみます。

#input
from PyPDF4 import PdfFileReader
from PyPDF4 import PdfFileWriter

# ページ回転用PDF
pdf = "sample018.pdf"

# パスワード設定用PDFをバイナリモードで開く
pdf_open = open(pdf,"rb")

# PdfFileReaderオブジェクト生成
pdf_reader = PdfFileReader(pdf_open)

# PdfFileWriterオブジェクト
pdf_writer = PdfFileWriter()

# 回転角度（時計回り）
angle = 90

# 全ページ回転
for page in range(pdf_reader.numPages):
    obj = pdf_reader.getPage(page)
    obj.rotateClockwise(angle) 
    pdf_writer.addPage(obj)

output = open("sample019.pdf", 'wb')
pdf_writer.write(output)
output.close()
pdf.close()

全ページを時計回りに90°回転したPDFが新たに生成されます。

任意ページの回転

以下PDFについて、2ページ目のみ時計回りに270°回転してみます。

#input
from PyPDF4 import PdfFileReader
from PyPDF4 import PdfFileWriter

# ページ回転用PDF
pdf = "sample020.pdf"

# パスワード設定用PDFをバイナリモードで開く
pdf_open = open(pdf,"rb")

# PdfFileReaderオブジェクト生成
pdf_reader = PdfFileReader(pdf_open)

# PdfFileWriterオブジェクト
pdf_writer = PdfFileWriter()

# 回転角度（時計回り）
angle = 270

# 2ページ目のみ回転
obj = pdf_reader.getPage(1)
obj.rotateClockwise(angle) 
pdf_writer.addPage(obj)

output = open("sample021.pdf", 'wb')
pdf_writer.write(output)
output.close()
pdf.close()

2ページ目のみ時計回りに270°回転したPDFが新たに生成されます。

まとめ

この記事では、PyPDF4を使用した、PDFのページを回転する方法について、ご説明しました。

本記事を参考に、ぜひ試してみて下さい。

参考

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