Python基礎として、「条件式」や「分岐」があります。
Pythonを学んでいく上で、欠かせない重要な項目です。
本記事ではそんな方に向けて、Python基礎として、条件式と分岐についてご説明します。
条件式と分岐
条件に応じてデータを適切に処理する方法について、ご説明します。
比較演算子
よく知られている不等号で表される演算子などを比較演算子といいます。
不等号を使って、2つの値を比較した例を以下に載せます。
#input
print(1 < 2)
#output
True
1より2が大きいという条件式が正しいため、True(真)が返されます。
#input
print(1 > 2)
#output
False
2より1が大きいという条件式が誤っているため、False(偽)が返されます。
比較演算子の一覧は下表のとおりです。
比較演算子 | 条件 |
---|---|
a == b | a と b は等しい |
a != b | a と b は等しくない |
a < b | a は b より小さい |
a > b | a は b より大きい |
a <= b | a は b と等しいか小さい |
a >= b | a は b と等しいか大きい |
条件分岐
上でご説明した比較演算の結果を使用して、条件分岐をしてみます。
条件分岐には、if文を使用します。
if文では、条件式がTrue(真)であれば、処理を実行します。
#input
day = 366
if day == 366:
print("うるう年")
#output
うるう年
一方で、条件式がFalse(偽)であれば、処理は実行されません。
#input
day = 365
if day == 366:
print("うるう年")
条件式がFalse(偽)のときに別の処理を実行するためには、else節を使用します。
上の例に続けてelse節を加えた結果を以下に載せます。
#input
day = 365
if day == 366:
print("うるう年")
else:
print("平年")
#output
平年
応用として、isdecimal()のメソッドを使用した例を以下に載せます。
isdecimal()は、文字列が十進数であればTrue、そうでなければFalseを返します。
#input
text = input("文字列を入力:")
if text.isdecimal():
print(text,"is decimal.")
else:
print(text,"is not decimal.")
文字列を入力:100
#output
100 is decimal.
入力した文字列が十進数でない場合は、以下の出力となります。
文字列を入力:Text
#output
Text is not decimal.
else節を用いて、if文の条件が満たされなかった場合の処理を指定できました。
これに加えて、さらに条件を分岐させたい場合に使用するのが、elif節です。
if文とelse節の間に書くことで、if→elif→elseと分岐させることができます。
isdecimal()に加えて、isalpha()のメソッドを使用して、例を紹介します。
isalpha()は、文字列が英字であればTrue、そうでなければFalseを返します。
#input
text = input("文字列を入力:")
if text.isdecimal():
print(text,"is decimal.")
elif text.isalpha():
print(text,"is alphabet.")
else:
print(text,"is not decimal or alphabet.")
文字列を入力:Apple
#output
Apple is alphabet.
入力した文字列が十進数でも英字でもない場合は、以下の出力となります。
文字列を入力:3 apples
#output
3 apples is not decimal or alphabet.
まとめ
この記事では、Python基礎となる条件式と分岐について、ご説明しました。
本記事の例文を参考にして、色々試していただければ幸いです。
参考
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