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線形代数の基本である「ベクトル」と「スカラー」は、Pythonで容易に演算することができます。
本記事では、Pythonを使用したベクトルとスカラーの演算方法について、詳しくご説明します。
ベクトルとスカラー
ベクトル(vector)とは、大きさと向きを持つ量として定義されます。
スカラー(scalar)とは、ベクトルの対比として用いられる実数のことです。
ベクトルを定数倍する際には、「スカラー倍」と表現されます。
PythonではNumPyやSciPyにおいて、1次元配列をベクトルとして扱えます。
以下にNumPyを使用した演算方法をご紹介します。
ベクトル同士の演算
ベクトル同士の加算
ベクトル同士の加算例を以下にご紹介します。
#input
import numpy as np
v1 = np.array([1, 2, 3])
v2 = np.array([4, 5, 6])
print("v1 + v2 : {}".format(v1 + v2))
#output
v1 + v2 : [5 7 9]
ベクトル同士の減算
ベクトル同士の減算例を以下にご紹介します。
#input
import numpy as np
v1 = np.array([1, 2, 3])
v2 = np.array([4, 5, 6])
print("v1 - v2 : {}".format(v1 - v2))
#output
v1 - v2 : [-3 -3 -3]
ベクトル同士の積算
ベクトル同士の積算例を以下にご紹介します。
内積や外積でなく、要素同士の積算になります。
(内積や外積にはメソッドや関数を使用します。)
#input
import numpy as np
v1 = np.array([1, 2, 3])
v2 = np.array([4, 5, 6])
print("v1 * v2 : {}".format(v1 * v2))
#output
v1 * v2 : [ 4 10 18]
ベクトル同士の除算
ベクトル同士の除算例を以下にご紹介します。
#input
import numpy as np
v1 = np.array([1, 2, 3])
v2 = np.array([4, 5, 6])
print("v1 / v2 : {}".format(v1 / v2))
#output
v1 / v2 : [0.25 0.4 0.5 ]
ベクトルとスカラーの演算
ベクトルとスカラーの積算
ベクトルとスカラーの積算例を以下にご紹介します。
#input
import numpy as np
v = np.array([10, 20, 30])
s = 5
print("v * s : {}".format(v * s))
#output
v * s : [ 50 100 150]
ベクトルとスカラーの除算
ベクトルとスカラーの除算例を以下にご紹介します。
#input
import numpy as np
v = np.array([10, 20, 30])
s = 5
print("v / s : {}".format(v / s))
#output
v / s : [2. 4. 6.]
まとめ
この記事では、Pythonを使用したベクトルとスカラーの演算方法について、ご説明しました。
本記事を参考に、ぜひ試してみて下さい。
参考
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